本と雑誌
めぐみ薬局 詩①:

 橋      荒木 恵 黄金の橋! 微熱の雨にうたれながら眺めていた <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 めぐみ薬局: Megumi黒酢飲料Fの販売者:

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めぐみ薬局 詩①:

 やさしさ  荒木 恵 やさしさを集めて ほっと咲いた 黄水仙 <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 めぐみ薬局: Megumi黒酢飲料Fの販売者:

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めぐみ薬局 詩①:

 哀愁    荒木 恵 北風に 指がかじかんだ日 西空に ほたる火を見た ほたるは やがて消えて行くのを 知らないふりをして せい一杯微笑んでいた 夕陽の落ちた時 私は こごえて 動けなくなった <第一少詩集・犬のように […]

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めぐみ薬局 詩①:

 ピエロ   荒木 恵 見よ 蒼きピエロが街を行く 古き鞄に真綿をつめて 見知らぬ国で道を聴く 尖った石につまづいて 口から真赤な血を流す 見よ 蒼きピエロが街を行く <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 めぐみ薬局 […]

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めぐみ薬局 詩①:

 あの日   荒木 恵 時計になれば お母さま さかさにネジを巻いてくださいな あの日がきたら 白樺の高原で あの人と夏みかんをむきたいな 夕暮れに 小鳥になって 南の島へ翔びたいな 時計になれば お母さま さかさにネジ […]

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めぐみ薬局 詩①:

 微笑    荒木 恵 亡父に寄せて 父よ 太平洋にあなたを見た どんより曇った空にあなたを見た 父よ あなたの叫びがこわれそう あなたの微笑が消えてしまいそう 父よ せめて 砂丘にしばられていよう 帰らないでいよう あ […]

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めぐみ薬局 詩①:

   砂浜にて    荒木 恵 ギターを弾いた夜 貝になった あなたに見つめられて 波の命を聴いた ギターを弾いた夜 貝になった <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 めぐみ薬局:めぐみ薬局は、Megumi黒酢飲料F […]

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めぐみ薬局 詩①:

 幸福    荒木 恵 哀しみを 風にのせたら 山に遮られて帰ってきた 今度は やさしさを袋に入れて 送りましょう あなたとの 幸福が帰ってくるように <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 犬のように:詩集・犬のよう […]

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めぐみ薬局 詩①

 レコード   荒木 恵 古いレコードの上を歩いている コーヒーカップに ちっとも変っていないあなたが映った 目をつむると 小鳥のように 空から地上が見えた グレープフルーツでのどをうるおし ジプシーの様に踊った それか […]

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めぐみ薬局 詩①:

 熱情      荒木 恵 笛の音が 海を越えて行きました 哀しみは うす紫の雲となりました 二つの影は 夕陽に溶けました なのに 冬の砂丘に 紅バラが咲きました <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 犬のように:藤 […]

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