めぐみ薬局 詩①: 2011年1月26日 最終更新日時 : 2021年8月24日 megu 青春 荒木 恵 突然の嵐に 船体は 激しく揺れた まるで 静かな瀬戸内海を通ってきたことが 嘘のように思われた 春の夜更け 思い切って 胸の紅バラを海に投げた それが 太平洋の彼方に消える頃 最後の航海が終わった なのに 私は いつまでも バラの行方を追っている <第一小詩集・犬のようにより>荒木 恵著 Follow me! FacebooktwitterHatenaPocketCopy